日本人のパンの消費量
日本では昔からお米を主食としてきた歴史があります。
しかし、第二次世界大戦後に食事内容が西洋化するにつれて、主食に小麦をもちいたものが多くなってきました。小麦を使った食べ物で最も多いのがパンです。
2011年の総務省の家計調査では、日本の一般家庭の消費額でパンが米を上回ったという調査結果がでています。今までは、パンは米の二番手としての役割を果たしてきましたが、ついに米を越して、パンが一番の主食になるかもしれない時代になってきました。
パンは手軽に買うことができて、食べやすく保存もできるということで、急速に一般家庭に普及していきました。パンの味付けも惣菜風のものから、甘いお菓子風のものまで幅広い味付けのものがあることも人気の秘訣でしょう。
日本では、パンは食事の時だけでなく、間食やおやつにもちいられることも多くあります。そのような便利なパンが、日本人の間で人気が高まったのは当然と言えるかもしれません。
また、日本では色々な食べ物を食べることが好まれる傾向にあります。おかずは日本風のものだけでなく洋風、中華風などたくさんの国の食べ物が食卓に登場します。
そのような文化であるために、主食も米だけでなくパンも好まれる原因になったのでしょう。